CONTENTS お米のはなし
ちばのお米
海や緑に恵まれた千葉県は、全国8位の収穫量をほこる米どころです。関東内で最も早い収穫が可能で、ピークである9月より先に収穫できる品種を多く栽培しています。ここでは代表的な4つの品種(ふさおとめ、ふさこがね、粒すけ、コシヒカリ)をご紹介いたします。また、JAグループ千葉が、次代を担う子どもたちに向けた日本の農業・稲作に対する取り組みもあわせてご紹介します。

粒すけ
千葉県が13年の歳月をかけ開発し、令和2年度に誕生した県オリジナル品種。
食味の良い「コシヒカリ」と茎が短いため倒れにくく、大粒な特徴を持つ「佐系1181」の人工交配により育成されました。「粒すけ」は、約4,000種類の候補の中から選び抜かれ、両親の長所を引き継いだ、おいしくて作りやすい品種です。
大粒で、つやがあり、香りや味、さらに炊き上がりがよく、ほどよい粘りのバランスの良い食味が特徴です。

粒すけの特徴
- 大粒で、炊きあがりのつやに優れる。
- ほど良い粘りと弾力がある。コシヒカリと同等以上の味。
- バランスの良い食味で、魚や肉、さまざまな料理に合う。
ふさおとめ
平成10年デビューの千葉県オリジナルの早生品種で、一年を通じて安定供給されるお米のなかでも関東エリアで最も早く収穫される品種です。やわらかい甘味と、あっさりしたほどよい粘り気が特徴。
『コシヒカリ』よりも香りが控えめなため、丼ものや卵かけごはん、汁ものとの相性がよく、他の食材の良さを引きたてるのが得意な米です。
ふさおとめのキャラクター「ふさおとめちゃん」は和服の若々しい女性「おとめ」の姿と千葉県の県花である菜の花を帯に菜の花畑としてイメージされています。

ふさおとめの特徴
- 『コシヒカリ』よりも粒が大きめ。
- お米が白く濁る未熟粒が少なく、 お米の外観品質が最上級。
- 粘りは控えめで、あっさりとした食味。
- 丼ものやカレーライス、汁物との相性が◎。
ふさこがね
「中部64号」と上述「ふさおとめ」が掛け合わされ平成18年にデビューした千葉県オリジナル品種。粒が大きく、ふっくら・もっちりとした炊き上がりで、冷めても硬くなりにくいのが魅力です。
気象変動や病害にも強いのも特徴です。
お求めの際は、自然豊かな千葉県で元気に育ち、ちょっぴりお転婆なイメージの少女キャラクター「ふさこがねちゃん」が目印です。

ふさこがねの特徴
- 粒が大きく、ふっくらとした炊き上がり。
- やや軟らかく、もっちりとした食感が楽しめる。
- 冷めても硬くなりにくいため、おにぎりや太巻き寿司にも最適。
コシヒカリ
千葉県内作付面積ナンバー1品種である千葉県産コシヒカリ。コシヒカリは、千葉県の作付け面積の約7割を占める主力品種です。
粘りが良く、つやつやしたほんのり甘味のある食感が特徴で、その強い旨味は濃い味のおかずにも負けない存在感があります。