CONTENTS お米のはなし
ちばのお米
海や緑に恵まれた千葉県は、全国8位の収穫量をほこる米どころです。関東内で最も早い収穫が可能で、ピークである9月より先に収穫できる品種を多く栽培しています。ここでは代表的な4つの品種(ふさおとめ、ふさこがね、粒すけ、コシヒカリ)をご紹介いたします。また、JAグループ千葉が、次代を担う子どもたちに向けた日本の農業・稲作に対する取り組みもあわせてご紹介します。

粒すけ
令和2年度にデビューする千葉県の独自品種です。幅広い世代の皆さまにさまざまな場面で千葉県のお米を食べていただけるよう願いを込め、愛称を「粒すけ」に決定しました。

粒すけの特徴
- 大粒で、炊飯米は白く光沢に優れています。
- ほど良い粘りと弾力があります。コシヒカリと同等以上の味です。
- 魚や肉、さまざまな料理にあう食感を楽しめます。
ふさおとめ
千葉県農林総合研究センターにおいて、平成2年に「ひとめぼれ」を母に「ハナエチゼン」を父として人工交配したものを平成3年からバイオテクノロジー技術を駆使し、約7年の歳月をかけて誕生した本県独自の早生品種です。ふさおとめのキャラクターは和服の若々しい女性「おとめ」の姿と千葉県の県花である菜の花を帯に菜の花畑としてイメージしました。
ふさおとめの特徴
- 粒が大きい。
- 炊きあがりの艶・見栄えは非常に綺麗です。
- 粘りは控えめで、あっさりとした味です。
ふさこがね
平成18年にデビューした千葉県の独自品種で「中部64号」を母に、「ふさおとめ」を父に交配した中生品種で、「ふさおとめ」同様に千葉県農林総合研究センターで育成された品種です。千葉県の作付けの約1割を占めています。粒が大きく、ふっくらとした炊き上がりが魅力で気象変動や病害にも強いのも特徴です。「ふさこがね」をお求めの際は、自然豊かな千葉県で元気に育ち、ちょっぴりお転婆なイメージの少女キャラクターが目印です。
ふさこがねの特徴
- 粒が大きく、ふっくらとした炊き上がりです。
- 色白で艶があり、見た目も非常に綺麗です。
- やや軟らかく、もっちりとした粘りがあります。
- 冷めても硬くなりにくいため、おにぎりや太巻き寿司にも最適です。
コシヒカリ
コシヒカリは日本で最も多くつくられている品種です。千葉県産コシヒカリは年間を通じて消費者の皆様に安定的に供給されています。コシヒカリは、千葉県の作付け面積の約7割を占める主力品種です。関東で最も早く8月末から収穫が始まり、9月の初めには新米を食卓にお届けできるところが自慢です。
「粘りが良く、つやつやしたほんのり甘みのある食感は、やはり千葉のコシヒカリ」と自信を持って消費者の皆様へお届けできる一品です。

コシヒカリの特徴
- 粘りが強く艶があります。
- ほんのりとした甘みが特徴です。
- 日本で最も作られている品種です。
- 千葉県の作付け面積の約7割はコシヒカリです。