CONTENTS 食育・食農教育の取り組み

「食育」とJAグループの「食農教育」

近年、欠食や孤食、栄養バランスの崩れによる肥満、それらが原因と考えられる生活習慣病の増加等、食と健康にまつわる様々な課題が生じています。

食育」は、食に関する正しい知識とバランスの良い食選択する力を身に着け、健康に資する食生活の実践ができる力を育むことです。こころと身体の健康を維持し、健康に生き生きと日常を送ることは、年齢に関係なく生涯にわたって重要と言えます。

食育で得たい力とは、「こころと身体の健康の維持」のみならず、「正しい食材の選び方や調理・保存方法を知ること」、「食事の重要性や楽しさを理解すること」や「食材の生産・流通過程を知ること」、「生産者や食材を育てる自然とのつながりを感じること」などが含まれます。

JAグループ千葉では、「食育」を「」の観点からさらに発展させ、「食」とその根本を支えている「農」に関する知識・理解・体験を含んだ食農教育の重要性を伝えるべく、様々な取り組みを進めています。

JA千葉中央会・食農教育への取組

JA千葉中央会は、食育活動を実施する県内小・中学校を対象に食育活動支援事業を展開してます。

将来を担う子どもたちが、実際に米や野菜といった農作物を栽培・収穫をし、友達やご家族と調理して味わうといった体験をすることで、農業や食に関する知識・理解がより深まるよう、小・中学校を支援しています。

小・中学校が実施する幅広い食育活動への経費助成を基本とし、他にも各地域JAと連携しながら稲作・畑作に関する相談への対応等を行っています。

令和6年度は県内23校の小・中学校にご活用いただいています。

「食育活動支援事業」 概要 

  • 県教育委員会を通じ、食育活動支援事業の活用申請のあった学校に対して事業助成を行う。
  • 助成対象は以下の小・中学校等が主体的に取り組む食育・食農教育に関する活動とする。

      (1)米づくり活動

       ①児童・生徒が取り組む米づくり活動

       ②水田がもつ多面的機能等に関する教育活動

       ③米・水田農業に関する教育・学習活動

      (2)食育活動

       ① 農業に関する地域の伝統や文化についての教育・学習活動

       ② 児童・生徒が畑等において取り組む野菜づくり活動

       ③ 収穫された農作物を利用した調理実習等

       ④ 自然や地域、JA等の関係団体との関わりを持った教育・体験活動

       ⑤ 日本の農業・農作物に関する教育活動

       ⑥ 児童・生徒が農業・食に関する正しい知識を身に着けるための教育活動

       ⑦ 児童・生徒が望ましい食習慣を身に着けるための教育活動

       ⑧ 郷土料理や伝統的な食文化への理解を深める教育・体験活動

       ⑨ 食材の有効活用や保存方法、効率的な調理など環境を意識した食生活 に関する教育活動

       ⑩ 日本・世界の農業・食についての諸問題に関する教育・学習活動

  • 助成期間

    基本的な助成期間は3年間。ただし、上述の活動に3年間取り組み、引き続き助成を希望する小中学校等に対しては、活動の実施内容を審査のうえ1年ごとの 延長を認める(最大5年間)。

  • 助成額

    1 年 目:12万円/年

    2年目以降:10万円/年  ※令和6年度時点

  • 食育活動検討会の実施

    各年度末(1月頃)、事業活用校同士での情報共有や交流等を目的とする食育活動検討会を開催

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